
どうも、ミーハーのまっちゃんです。
今いろいろと話題のChatGPTを活用したサービスがたくさんあったのでまとめてみました。
ChatGPTが悩み相談に乗ってくれるSNSサービス「きいて」
悩み相談サイトの「きいて」はChatGPTを導入しています。
「きいて」は相談したい悩みがある人、愚痴を聞いてもらいたい人が文字を投稿して、それに対して匿名の誰かがコメントをしたりメールをしたりして相談に乗るサイトです。
一般人からカウンセラーまで色々な人が相談し、相談に乗る仕組みとなっていますが、投稿が多いため人力だけでは対応しきれない部分がありました。そこで2023年5月8日(月)にChatGPTを活用したAIコメントという機能がリリースされました。
サイトで投稿をしたあとしばらく待つと「きいてコメントAI」というロボットアイコンのアカウントからコメントが届きます。なかなかの長文でそれなりに納得のいく言葉を返してくるのでとても興味深いです。
他の人へのコメントではAIが「お気持ち分かります」みたいなことを言っていたので、AIは人の気持ちは分からんだろと思いました。ちょっと見当違いな内容やど正論を投げつけるようなコメントもあったのでめちゃめちゃ良いというわけではありませんし人からコメントをもらった方が嬉しいと思いますが、誰もコメントしてくれないよりは幾分マシで十分に楽しめるので、悩み相談サイトでChatGPTを使うのはアリだなと思いました。
試しに相談をしてみたところ上記のようなコメントが返ってきました。
投稿
職場の人間関係で悩んでいます。営業のノルマが厳しく上司からは毎日のように暴言、優秀な後輩からは軽蔑の目で見られてしんどいです。仕事をやめた方がいいのでしょうか。
コメント
職場でのストレスが大変な状態になってしまったら、ストレスが蓄積され、身体や心に悪影響が及ぶ可能性があります。自分自身に問いかけ、今後この職場で働くことが出来るのか、そしてこの職場に残って働くことで自分自身が犠牲になることになるのか、よく考える必要があります。もしあなたがこの職場を辞めることを選択する場合、すぐに退職しなくても、新しい職場を探してからゆっくりと辞めることが望ましいでしょう。また、辞める前に上司に気持ちを伝えることも、選択肢の一つです。 もし、上司に相談することで改善し、今後の労働条件が改善される可能性があるならば、上司に直接話してみることも良いでしょう。計画的に行動することが重要です。
とても丁寧に返してくれました。
悩みや愚痴の相談サイトきいて
ChatGPTを使ったサービス
他にもChatGPTを使ったサービスがあります。
AIチャットくん
Cohesive(コヒーシブ)
croccha(クロッチャ)
yomeru(よめる)
暗記メーカー
ChatGPTの活用方法
サービスへの利用に限らず、あらゆる分野でChatGPTが活用されています。
ChatGPTの活用方法としては以下のようなものがあります。
問い合わせ対応
インターネット上ではあらゆる「お問い合わせ」があります。
例えばネットで購入した商品が届かないとき、通販サイトで問い合わせをすることになるでしょう。このような問い合わせはあらかじめ用意されている「よくある質問」で利用者自身が情報を把握するか、メールを送ったり電話をかけたりして配送状況を確認します。
これらをすべてAIに任せるという使われ方があります。問い合わせの種類というのはある程度限定されているため、AIに「商品が届かないときはその人への配送状況を確認して返信する」だとか「ログインできない人はパスワード再設定の画面を案内する」だとか。これらのありがちな質問が来たらどのように対応するかをAIに覚えさせると、今まで手動でやっていたメールや電話対応が完全に自動でできるようになります。
データ分析や統計
ビックデータの解析や統計にAIが活用されている例もあります。例えば企業が顧客にアンケート調査をしたとき、それらのデータは手動や専用のツールによって集計されていました。
これをChatGPTに任せることで簡単に集計ができるようになります。どの回答が何件あったのか、このデータとこのデータの関連性はあるか、このような結果となったのはなぜか。ただ集計をするだけでなくあらゆる観点から関連性の分析や推測ができ、人間がやるよりも早く正確にデータが出せることがあります。
データをAIに渡さなければ集計できないため情報保護のリスクがあるとも考えられますが、正しく活用すると企業のコスト削減にも活用できます。
開発・プログラミング
ChatGPTはオンライン上で提供されるためインターネット系の業務と相性が良いです。分かりやすいのは開発やプログラミング業務。「こんな感じのウェブサイトを作って」「このプログラミング言語でこんな処理を作って」という言葉を投げかけると、ChatGPTは具体的なコードを返してくれます。
プログラミングに関しての精度も十分で、具体的な処理や追加したいコンテンツなどをうまくAIに投げ掛ければそのままコピペするだけで使えるレベルのコードを返してくれます。一言にプログラミング言語といってもたくさんの種類があるため人が覚えるとなると勉強する時間が必要になりますが、ChatGPTを使えばあっという間に実現します。
AIが人間の仕事を奪うとはよく言ったものですが、開発・プログラミング業務はその最たる例かもしれません。誰でもできることはAIがやるという時代が近づいているとも考えられます。
ChatGPTとは?
そもそもChatGPT(チャットジーピーティー)とは、入力した質問などのテキストに対して、人間のような返事(回答テキスト)をする対話型のAIチャットサービスです。
OpenAIという人工知能研究機関が作り出したサービスで、2022年11月に公開されてから、返事の精度が高くとても人間に近いと話題になりました。
「GPT」とは与えられたテキストに対して自然な言葉を作り出すAIのことで、インターネット上にあるありとあらゆる情報を解析して学習し、複雑な言葉や言い回しや表現など幅広く理解できるのが特徴です。
2023年2月にはChatGPT-3.5がリリース、2023年3月にはChatGPT-4がリリースされ、記事作成時点では「ChatGPT API」も公開されたことにより、OpenAIの公式プラットフォーム以外のサービスからでも簡単にChatGPTのチャット機能を導入できるようになりました。
ChatGPT APIとは?
ChatGPT APIは、OpenAIが提供するAPIの1つで、開発者がChatGPTの機能を自分たちのアプリケーションやサービスに統合することを可能にするAPIです。このAPIを使用することで、開発者は自分たちのアプリケーションに自然言語処理の機能を統合できます。例えば、ChatGPT APIを使用することで、ユーザーとの自然な対話を可能にするチャットボットを作成することができます。ChatGPT APIは、多様なタスクに対応したモデルを提供し、会話の流れを維持するためのコンテキストを保持したり、ユーザーが言ったことを理解したり、応答を生成することができます。また、ChatGPT APIは、開発者がAPIを使用して自分たちのモデルをトレーニングすることも可能にします。ChatGPT APIを使用することで、大量の自然言語のデータを使用して、独自の会話モデルをトレーニングすることができます。
このようにいろいろなサービスにAPIが使われることで、今後もAIを使ったサービスが増えていくことが予測されます。
人工知能の今後はどうなるのか
人工知能・AIという言葉はここ数年で頻繁に耳にしますが、年々精度が上がっているようです。僕もChat GPTに色々質問をして、その精度の高さに驚きました。
分からない言葉の説明、悩み相談、具体的な旅行計画の提案、記事作成、クスッと笑える小話など、聞けばなんでも答えてくれます。
今後もその流れは加速し、テキストだけでなく画像生成やその他の分野でもどんどんAIが当たり前の時代になっていくでしょう。
人じゃないものに依存する世界はちょっと怖いような気もしますが、生活がどんどん豊かになればいいなと思います。