
どうも、営業マンのまっちゃんです。
大人の必須アイテム名刺入れはお持ちですか?
安いものでも2,000円くらい、
高いものでは50,000円するものもあります。
頻繁に買うものではないので、思い切って買ったのに失敗してまっては大変です。
そこで今回、何を基準にして名刺入れを選べばいいのかを初心者の方にも分かりやすく説明していきます。
名刺入れ選びで一番大事なのは収納力(マチ)である
名刺入れを買うときにもっとも失敗しやすいのがマチです。
マチとはポケットの大きさを決める「遊び」の部分のことで、マチの種類によって収納できる名刺の数が変わってきます。
名刺入れのマチの種類は主に3つあります。
ささマチ、通しマチ、風琴マチです。
名刺入れを横にして見ると区別できます。
名刺が入るメイン部分(名刺入れの下の部分)を見てください。
・V字型になっているのがささマチ
・W字型になっているのが通しマチ
・ささマチと通しマチを組み合わせたのが風琴マチ
ささマチの名刺入れの特徴
ささマチ(V字型)とは、名刺入れの底の部分にマチがないタイプです。
横から見たときの形が笹の葉に似ていることからこの名前がついています。
ささマチはスタイリッシュに名刺入れを持ちたいビジネスマン向けであり、収納力は高くありません。
収納できる名刺の枚数は15枚〜20枚です。
名刺入れ本体の厚みを抑えることができるので、スーツの胸ポケットに入れても邪魔にならず、スタイリッシュに扱うことができます。
取引先への営業で名刺が数枚必要だという場合にはとても使い勝手が良いでしょう。
ただし大きな会場でのセミナーやパーティーなど、名刺をたくさん配ることが考えられる場面だとちょっと不安です。
見た目重視で買ったは良いものの、ささマチのタイプだったのであまり名刺が入らなかった
というのはよくある失敗パターンです。
通しマチの名刺入れの特徴
通しマチとはポケットがW字型になっている名刺入れのことです。
名刺入れを横から見たとき底の部分がWの形になっているもの、なおかつ入り口の部分が内側に折り込まれているものを指します。
ささマチとは違って収納力が高く、30枚〜100枚の名刺を入れることができます。
一度にたくさんの名刺を配ることが想定されるビジネスマンは通しマチの名刺入れ一択でしょう。
名刺がたくさん入る分サイズが大きくなることは避けられません。
通しマチの名刺入れよりも厚い製品がほとんど。
W型なので入っている名刺の枚数が中途半端だと名刺がちょっとだけハミ出ることもあります。
ややスタイリッシュではない傾向はあるものの、機能性を考えれば通しマチの名刺入れは非常に優秀。
製品によっては厚さがまったく気にならないもの、おしゃれなものもいっぱいあります。
ちなみに通しマチの方が職人さんの手が込んでいますが、ささマチ比べて値段が極端に高くなることはないのでちょっとお得感があります。
風琴マチの名刺入れの特徴
風琴マチ(ふうきんまち)とは、ささマチと通しマチの良いところを組み合わせたハイブリット型の名刺入れです。
名刺入れの入り口部分がWの形になっていて、なおかつ折り目の部分が外側に向いているタイプです。
通しマチは折り目が内側なのに対して風琴マチは外側に折り目が向いています。
そのため本体を閉じたときにもかさばりにくくなり、さらにささマチの名刺入れよりも収納力が高くなるメリットがあります。
スタイリッシュに持ち運べて、名刺の出し入れもスムーズにできるので万能なタイプだと言えます。
名刺入れの口が開きっぱなしにならないかどうか
買ったあとにちょっとした不便を感じやすいのが名刺入れの口の部分です。
硬い革(かわ)で作られた名刺入れでよく起こる現象なのですが、
名刺入れ本体を閉じているのに、口の部分が中途半端に開いてしまうことがあります。
ビジネスの場では、もらった名刺を自分の名刺入れの上に起き、さらにそれを机の上に置いておく場面がたまに発生します。
この場合しっかり口が閉じない名刺入れを使っていると、もらった名刺が滑り落ちてしまいます。
これでは大人として格好良くありませんね。
そこで名刺入れを買うときは、一度平らな場所に置いてみてしっかりと口が閉じるかを確認すると良いでしょう。
ただし、この問題は時間がたつにつれて解決することもあります。
革で作られた名刺入れは折りぐせがつきます。
使っているうちにしっかり口が閉じるようになりますし、
使わないときにちょっとした重りを乗せておけば、名刺入れ本体が「閉じた形」で馴染んできます。
時間とともに変化を楽しめるのが名刺入れ、とくに本革製品の楽しみ方のひとつですね。
名刺入れ選びで何気に大事なポケットの数
名刺入れはカードケースとは違ってメインとなるポケットはひとつだけです。
極端な話、自分の名刺さえ入っていればなんとかなります。
それでも名刺入れを買うときはポケットがいくつあるか数えてから選ぶと良いでしょう。
忘れがちなのが、もらった名刺を入れる場所です。
ビジネスの場では相手からもらった名刺を自分の名刺入れに仮保管することがほとんどです。
もちろん最終的には社内のカードホルダーや名刺ファイルなどに保管することになるはずですが、
営業先や展示会などの場で名刺を交換した場合はそうはいきません。
営業活動や打ち合わせが終わったあと、もらった名刺は一時的に自分の名刺入れの中に入れます。
その作業はスマートに行いたいですよね。
そのため名刺入れは少なくともポケットが二つあるものを選ぶと良いでしょう。
ポケットが一つだけしかないものはむしろ少ないですが、いくつかポケットがあったとしても口が小さかったり開けづらかったりすることはよくあります。
逆にポケットの数が多すぎても持て余すのでお気をつけください。
たまに交通系ICカードなどを名刺と一緒に入れている方もいますが、ビジネスの場では避けるのが無難でしょう。
やっぱりこだわりたい!名刺入れの素材
名刺入れを選ぶときに重視したいのが素材です。
もっともスタンダードなのが本革の名刺入れ。
動物の革を加工して作られた、上品で本格的な製品が多いです。
もっともよく使われる牛革
耐久性に優れていて使っていくうちに味が出てきやすいのが牛革です。
生後6ヶ月以内の牛の革はカーフスキンと呼ばれ、牛革の中でももっとも上質な素材とされています。
薄くてキメが細かく柔らかな手触りが特徴で、財布や靴などにもよく使われます。
とても繊細な革なので小さな傷がつかないように気をつける必要があるのがやや難点ですが、しっかりと手入れをすれば経年変化を楽しめて名刺入れに愛着がわくことでしょう。
名刺入れの定番素材である馬革
馬革は名刺入れでよく使われる素材です。
特に人気なのがコードバンと呼ばれる馬のお尻の部分の革。
一頭の馬から採れる革の量が少ないので希少性が高く、革のダイヤモンドとまで呼ばれています。
繊維がとても細かいため、丈夫で傷や汚れがつきにくい素材です。
こちらも牛革と同様に、長く使っていくにつれて独特の風合いが出てくるので使い方によって自分のオリジナルの色合いに変化していきます。
触り心地の良い羊革
牛革や牛革と比べるとマイナーですが、羊革を使った製品も見かけます。
羊側は独特の柔らかさがあってキメも細かいので触り心地がよく、名刺入れとして使うのにも合った素材です。
高級感と存在感のワニ革
革製品で忘れてはいけないのがワニ革です。
クロコダイルの革が有名で、セレブの女性がワニ革のバッグを持っているというイメージは想像しやすいでしょう。
見ただけで「高そう」と伝わりやすい独特の素材感と高級感をもつことができます。
ただし牛革や馬革と違い、ワニ革を使った名刺入れはそんなに多くはありません。
プラスチック製の名刺入れは使わない
素材の観点からみると、本革以外にも名刺入れの種類はたくさんあります。
たまにプラスチック製やアルミ製の名刺入れを使っている方を見かけますが、これらの素材は名刺入れとして使うには好ましくないでしょう。
ほとんどのビジネスマンは名刺入れといえば本革というイメージを持っているます。
変にオリジナリティを出すと年上のお偉いさんにマイナスイメージを与える可能性もあります。
名刺入れひとつで「なんだそれは?」と余計な印象を与えるのはもったいないですよね。
アルミ製の名刺入れは男心をくすぐるような製品もありますが、よっぽどのこだわりがない限りは選ばない方が無難です。
まとめ: いい名刺入れを買おう
マチの種類やポケットの数、素材などなど、名刺入れを選ぶときに注意すべきポイントをまとめてみました。
これらのポイントを頭の片隅に入れておけば、これだ!と思う名刺入れを、失敗せずに買うことができるでしょう。