Point
・雷に打たれて死ぬ確率は0.000010769%
・日本では年間20人が雷に打たれている
・雷に打たれると、70%の確率で死ぬ
雷が怖いと感じるすべての人へ
申し遅れました。
どうも、雷が怖い大人まっちゃんです。
突然ですが雷ってめちゃめちゃ怖くないですか?
ぜったい自分には落ちないだろうなぁと頭では分かっているけど、ピカッと光るとついついどこかへ隠れたくなります。
考えてもみてください。雷が落ちるのは一瞬ですよ。
万が一にも自分に落ちてきたら、気づいたときにはもう死んでいるんですよ。怖すぎませんか?
さて雷が怖くて仕方がない自分を安心させるために、雷に打たれて死ぬ確率を求めていきましょう。
そしてさらに死ぬ確率を下げるために、雷が鳴ったとき自分がどうすれば良いのか対策をまとめてみます。
雷に打たれて死ぬ確率を求めてみた
日本では1年あたり平均で20人が雷に打たれています。
そして落雷にあった人の70%が死亡しています。
日本の人口はおよそ1億3000万人です。
これらのデータを組み合わせて、人口に対する1年あたりの落雷死亡率を求めていきましょう。
20 × 0.7 / 130,000,000 × 100
計算すると0.000010769%となります。
したがって、雷に打たれて死ぬ確率は1年あたり0.000010769%です。
比較のために他の確率を出してみましょう。
宝くじで1等を当てる確率は0.00001%です。
落雷で死ぬ確率と同じくらいですね。
飛行機が墜落する確率は0.0009%です。
雷と比べると90倍も危険なようですが、飛行機は統計上もっとも安全な乗り物と言われていて滅多に墜落しません。
クラスで好きな人と隣の席になる確率は4.2%です。
とても高確率に感じますね。
比べて見るとはっきり分かりますが雷に打たれて死ぬ確率はかなり低いです。
よっぽどのことがない限り死にませんし、宝くじで1等を当てるくらい低確率なのでご安心ください。
ただし日本で毎年20人が雷に打たれていることを忘れないでください。
たった20人とはいえ0ではないんです。毎年死者が出ているんです。
あなたも油断しているとピカッとやられてしまうかもしれません。
そこで、雷で死なないために何をすれば良いのでしょうか?
雷に打たれないようにする対策
カミナリに打たれないための対策としてベストなのは「中に入る」ことです。
電車やバス、鉄筋コンクリートや木造で作られた建物の中であれば安全と言えます。
たとえカミナリが落ちても、電気が乗り物や建物の外側を伝って地面に逃げていきます。
もしあなたが外にいる場合は、
高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところ
が安全だとされています。
▽引用:気象庁
高いものの近くで、なおかつ4メートル以上の距離をとって雷がおさまるのを待つと良いでしょう。
そもそも雷とは自分に近い場所に落ちます。
雷は上空で発生しているので、自分に近い場所=高い場所です。
樹木や建物など周りよりも高いところによく落ちます。
とにかく身を隠そうとして高い木のすぐ近くに避難すると逆効果なので気をつけましょう。
周りよりも高い場所に落ちやすいということは、広くて何もない場所は危険ということになります。
分かりやすい例をあげると、海・サッカー場・河原・畑などです。
広くて平坦な土地に自分だけがいる状態だと、周囲と比べて自分が一番高い場所となってしまい、雷が落ちる確率が上がるのです。
ちなみに雷は金属を身につけている人に落ちると言われていますが、これは迷信です。
メガネ・指輪・ネックレス程度の小さな金属物に、雷を引き寄せる効果はありません。
そもそも「人」に高さがあるので、高いものに落ちるという雷の特性から金属ではなく人に落ちることはあります。
たまたま雷に打たれた人が金属を身につけていたことから生まれた迷信なのでしょう。
避雷針がある場所は比較的安全
建築基準法により、高さが20メートルを超える建物には避雷針を設置することが義務付けられています。
6階以上ある建物はほとんど20メートル以上の高さとなるので、高層ビルや階数の多いマンションには避雷針がついていることになります。
★避雷針とは?
高い場所に設置する金属の棒。自分に雷を落として地面へ逃がすことで、周囲に雷が落ちないようにする。
避雷針は高い場所に設置され雷を引き寄せる効果があるので、避雷針が設置されている建物の中は安全と言えます。
また建物が密集している場所であっても、避雷針が設置されている高い建物があれば雷はそちらへ落ちていく確率が高くなります。
高層ビルの多い都内なんかはほとんど雷の危険はないと言えるでしょう。
まとめ
雷は自然現象なので止めることはできません。
しかし滅多なことがないかぎり落雷に打たれることはありませんし、きっちりと対策を取ればまず安心です。
これでもう雷は怖くありませんね。
ピカピカ・ゴロゴロしていても不安がることはありません。
油断しすぎないよう、でもそんなに怖がらず、適切な対応をしていきましょう!