人生で一度も鼻血を出したことがないまっちゃんです。
漫画やアニメでよくあるシーン
エッチなモノを見ると鼻血がぶわぁーっと出るやつ
あれってリアルでも起こるのでしょうか?
そんなふとした疑問にお答えしましょう!
エッチなことを考えても鼻血は出ません
まず答えをいってしまうと、エッチなことを考えても鼻血は出ません。
漫画やアニメのあのシーンはウソです。
そもそも鼻血が出る原因ナンバーワンは外傷です。
鼻の中なのに外傷というのは違和感がありますが、外傷です。
早い話が鼻をほじくったから。
鼻をほじるときに爪が当たって傷ついてしまったとか、強く鼻をかむことで鼻の中の血管が切れたとか。
エロいことを考えたという謎理論なんかではなく、傷がついたからというシンプルな理由です。
鼻血が出る原因はもう1つ。
それは、血圧の上昇です。
それっぽい原因が出ましたね。
血圧とは心臓が体内に血を送り出すときのパワーのこと。
通常時よりも血圧が急上昇したときに鼻血が出やすくなります。
分かりやすい例としては、お風呂上がり。
湯船に浸かったりすることで体温が上がって血圧が上昇します。
急激に血の流れるスピードが上がるので、鼻血が出やすくなるのです。
ということは、エッチなことを考えると興奮して血圧が上がるのでは?と思われるかもしれません。
たしかに興奮すると体温や血圧は上がります。
しかしその上昇値はさほど大きくないので、鼻血が出るほどではありません。
結局は、エロいことを考えるよりもお風呂に入る方が鼻血が出やすいんですね。
もちろん血圧の上昇はあるので絶対に鼻血が出ないとは言えませんが、もともと体温が高かったり高血圧だったりと他の理由がある場合がほとんどです。
都市伝説が広まった理由は?
Hなことを考えても鼻血が出ないことはお分かりいただけたかと思います。
ではなぜこの都市伝説が広まったのでしょうか?
諸説ありますが、1970年頃の少年マガジンに連載されていた『ヤスジのメッタメタガキ道講座』というギャグ漫画が起源だと考えられているそうです。
この作中にはエッチな場面を見てしまった登場人物が、「ブー」という効果音と共に大量の鼻血を放出しています。(いわゆる鼻血ブーの元ネタ)
このシーンが後世に受け継がれ、今でもエッチなものを見たら鼻血が出るという表現をする場面が多くなっているようです。
チョコレートやピーナッツを食べると鼻血が出る?
ここからはオマケ。
「チョコレートやピーナッツを食べすぎると鼻血が出るからやめなさい」と怒られたことのある人がいるんじゃないでしょうか?
実はこれもウソでチョコやピーナッツをいくら食べても鼻血は出ません。
医学的な根拠がまったくない、ただの都市伝説なのです。
この都市伝説が広まった理由は定かではありません。
子どもが食べすぎないように親がウソをついたとか、栄養価が高すぎて身体が耐えられずに鼻血として出てしまったとか、色々と推測されているようです。
いずれにしてもチョコやピーナッツと鼻血の相関は見られないため、お母さんに怒られた場合は「それウソだよww」と言い返してみましょう。(怒られても僕は責任とりません)
鼻血が出たときの対処法
鼻血が出たときは、鼻に脱脂綿を入れて押さえましょう。
ティッシュを鼻に詰めても良いのですがこの場合は注意が必要。
ティッシュは脱脂綿と違って血液を吸うことで鼻の中で固まってしまいます。
せっかく鼻血がおさまっても、抜くときに粘膜表面を剥がしてしまって再度出血するなんてことになることも。
あらかじめワセリンなどの油成分のものを塗っておくと鼻血が止まった後にも抜きやすいのでオススメです。
さらに鼻血が出ているときは、鼻を心臓よりも高い位置にもっていくのが良いです。
血が落ちないように上を向いてしまったり、横になって寝転んではいけません。
椅子に座って血が止まるのを待ちましょう。
血液は心臓から送り出されるものであり、もちろん重力の影響も受けます。
出血を止めたければできるだけその部分に血が回らないようにした方が良いので、鼻を身体の高い位置にもってくるのがベストです。
繰り返し鼻血が出たりいつまでも止まらないような方は病院に行きましょう。
鼻血の場合は耳鼻咽喉科(もしくは耳鼻科)で診てもらえば大丈夫です。
適切な対応さえ知っておけば、急に鼻血が出ても怖くありませんね。